昨日仕事を決めてきて、時間があったから久しぶりにラーメン二郎に行って来たんだ。

てか外食自体久しぶりかも知れぬ。
それでいきなりラーメン二郎は危険な気もするが、折角近くまで来たしついでって感じでね。

お昼の部の終わり間際に行ったので行列も無し。
コレはラッキーと言わざるえない。
行列に並ぶのが当たり前のお店だしね。
ほいで小豚（ﾁｬｰｼｭｰ5枚入り）を頼み席に着く。

待っていると隣の席に金髪のヤンキー風の高校生らしき子がやってきた。
因みに反対側の隣は中々のメタボリックなおじさんが汁無し（あえ麺）を貪ってる。


※ラーメン二郎といえば、ラーメンの完成間際に店員さんが「ニンニク入れますか？」と聞く関東で勢力を伸ばす人気店。
麺の量も多く、野菜・アブラ・カラメ（醤油タレ）・ニンニク等を無料でトッピングできるのが売りで、大食漢には実にありがたいお店なのです。
最近は真似たお店も多く結構関東では御馴染みのお店として定着しているんじゃないかな。


そんで俺の分が完成に近づき店員に「ニンニク入れますか？」と聞かれた。
俺は久々なのもあるので「あ、お願いします」とニンニク以外のトッピングは止めておいたんだ。

そして次は金髪のヤンキー。
店員「ニンニク入れますか？」
金髪「アブラ･カラメで」

すげえな金髪。
通だな金髪。
言い方も常連ぽい慣れた感じだし、何よりアブラとカラメだけトッピングするのがカッコイイ。
俺みたいなビギナーレベルは思わず野菜をトッピングしてビジュアルを派手にしがちだが、やっぱ金髪のような通にはアブラを追加で若さをアピールしつつ、アブラで薄まった分をカラメで調節するんだな。
やるな金髪。

そして直ぐにラーメンが目の前にやってきた。

アレ、俺の方がやけに量が多いんだけど・・・。

なんでニンニクしか追加していない俺が横の金髪より山盛りになっているんだよ。
店員よ、貴様明らかに俺の体つきで量を決めただろ？
どう見ても俺の方が野菜２掴み分くらい多いぞコラ。
取り合えず出された以上は我慢して食う。
昭和世代の人間の悲しい性として文句も言わず食べる。

とにかく量を減らす事に必死で他に目が行っていなかったんだ。
半分くらい減ってやっと一息つき、水を持ってこようと席を立った。

その時に横を見た。
金髪を見た。



ラーメンの量が減っていないｗｗｗ

てかほぼ出された時の状態のままになってるｗｗｗｗｗｗ


予想外すぎてビックリしたｗ
てっきり慣れている人だと思ったのに全然箸が進んでいないｗ
てか肘なんかついちゃって箸でラーメンをチョコチョコいじる程度で完全に敗北モード。
顔がたそがれちゃってます。
初めてなのか？
初めて食べに来てやられちゃったのか？

俺が水を持って戻ってきたら、金髪はほぼ原型のラーメンをカウンターの上に置いて「ごめんなさい・・・」と力ない声で店員に謝って帰って行った。
店員も流石に苦笑いをしていたな。

俺はその後食べ終えごちそうさまして席を立ったんだけど、その時にもう1つの違和感に気づいたんだ。


横のおっさんまだ食ってるｗｗｗ
てか俺が店来た時にもう食ってた筈だろｗｗｗｗｗｗ

なんかおかしいなとは思ってたんだ。
何度も水を汲みに席を立ってたしさ。
多分横のおじさんも初めてだったんだなｗ
ただ横のおじさんも俺と同じ昭和世代だろうし、残す事に抵抗を感じて頑張ってたんだなきっと。

俺は心の中で「おっさん頑張れ！」とエールを送りながら店を出た。




今日の教訓。

ラーメン二郎は格闘技じゃありません。