こんにちは！トラックバックテーマ担当本田です。
今日のテーマは「あなたの親知らずに関するエピソード」です。

　　　　　　　　　　　（中略）

みなさまは親知らずで痛ーい思いをしたことがありますか？
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親知らずを抜いたのは20代前半だった記憶。

左奥下の親知らずが虫歯になりどうにも痛くてたまらない。
その上、4分の1程度が歯茎に埋まってたせいか、歯茎が引っ張られて更に痛かったり。
他に治療して欲しかった歯もあり、しゃあないなと嫌々ながら近所の歯医者へ。

その時出てきた歯医者がお爺ちゃん。
ちょっと大丈夫かよという感じの禿げたお爺ちゃん。
ヤニ臭い指を俺の口の中に突っ込んでくるお爺ちゃん。
取り合えず他の歯の治療からスタートした。

それから一ヵ月後くらいに親知らずを抜く事になった。

それまでの治療で薄々ながらもお爺ちゃんが決して上手い歯医者じゃないのは理解できていた。
でも途中でやめて他のところに行くのはなんか悪い気がしてさ。
もうちょっとの我慢だと思い通ってたわけですよ。

そしてまずは親知らずの付近に麻酔。
なんか虫歯の中にも麻酔。

痛え。物凄く痛え。

麻酔が効くまで待ってねとお爺ちゃんは別室へ消える。
そして10分以上待たされる。

「もう麻酔は効いたかなあ」とお爺ちゃんがやってきた。
口の中に指を突っ込む。
臭え。物凄くヤニ臭え。

「それじゃあ抜きましょうか」と取り出したのが穴を開けるキリみたいな鉄の棒。
それをおもむろに俺の親知らずの虫歯の穴に差し込み、虫歯を瓶ビールの栓抜きのような感じで持ち上げて抜こうとした。



あががががっっっ！！


全然麻酔が効いてない。
洒落にならんくらいの激痛が脳天にまできた。

「あれえ？麻酔が効いてないかな？」とお爺ちゃん。
更に追加で麻酔を俺の虫歯の中に打ってくる。

そして今度はあまり時間を置かずにさっきと同じようにキリが俺の虫歯の中に。


グガッッ！ガッ、痛さ変わんねええええ！！

ものスゲーーーーいてええええエエエェェ！！！１



もうね完全に映画『マラソンマン』のダスティン・ホフマン状態。
（出すネタが古いなｗ）
完全に神経が残っている状態で麻酔の効いていない歯を、グリグリとキリを差し込んで抜こうってんだから痛くないわけがない。
完全に拷問レベルの痛さですよ。

「抜いちゃいますから我慢してね」とかアホかジジイ。
脳天にまでくる突き刺す痛みを20分以上続けられましたよ。

もうね痛すぎて叫びたくても叫べないの。
目からはボロボロ涙出てくるしね。


そしてジジイは言いましたよ。

「う～ん抜けないなあ。・・・一週間時間置いてから抜きましょうか。」



はあああああああ？？？？
貴様コラ、こんなボロボロにされた親知らずを一週間も俺の口の中で飼えと？
このキリを外した後も激痛が治まらない親知らずを？？

「痛み止めは出しておきますからね。時間を置いたら歯も浮いてきて抜き易くなるから少し待ちましょうか」

もうジジイの中じゃ放置プレイは決定しているのだね・・・。


もちろん家に帰ってからは痛み止めを飲もうが、歯の疼きと痛みは治まらず一睡も出来ずに夜が明けましたよ。
次の日が仕事休みで助かりましたわ。

そして口の中は常に血だらけ&和太鼓を口の中で叩かれるようなズキンズキンとリズミカルに襲う痛みを我慢して一週間経過しましたよ。


ジジイ前回と同じように抜こうとしましたよ。


もちろん抜けませんよ。
またマラソンマン状態の拷問ですよ。

観念したのかジジイは「しょうがないから歯をカッターで割って抜き出そうか」と言い出す始末。


最初からやれコラ！タココラ！！


それでやっと取り出しましたよ。
口の中血だらけ。意識朦朧。


その後事後経過を見るためには通ったが、治療はもうやらずその歯医者では二度と治療はしなかった。

この経験のせいですっかり歯医者嫌いになっちゃいましたよ。
多分あの時以上の激痛にはまだ遭遇してないな。
恐らくあれ以上の痛みになったら人間は気絶すると思うんだ。
ギリギリ境界線の痛みだったなアレは。

因みにその歯医者は未だに地元に存在する。