プロ野球、日本ハムの大谷翔平選手がベーブ・ルース以来の投手として10勝、野手として10本塁打を達成した事が結構な話題になっております。

投手と野手の二刀流に関して否定的な論調が多かった中での達成だもんな。
手の平返しをする人も多かろう。
結果を出したわけだしそうなっていくのも当然かもしれん。


まあ、俺は今回の偉業を聞いても何とも思わないんだけどさ。
なんか昔ボー・ジャクソンというMLBとNFLの2つのプロスポーツで活躍していた選手を見る感じに近い。
「ああ、うん。すごいね」って感じ。
そこに感嘆の気持ちは無い。

そもそもプロ野球なんてのは、エースで4番をやっていたような選手の集まりだ。
野球センスの塊が集う場所じゃないの。
そんな場所で大谷が抜きんでて凄い才能なのかと問われれば、俺は首をひねるしかない。
実際は過去の選手が二刀流を「やらなかった」だけのなのがわかっているから。
例えば桑田真澄なんかが二刀流やったら、普通に大谷と同じ記録を達成したと思うよ。
我が横浜ベイスターズ（大洋）なんかでも、打撃が優れていた野村弘樹辺りは達成できたでしょうな。
多分どこの球団にもそんな二刀流が出来るだけのセンスの塊の選手ってのは居たと思いますわ。

でも他の投手は二刀流をやらなかった。
それは投手としての成功を目指したから。
プロ野球を生業とするからには、二刀流という選択は賢い考えではないから。

やっぱりプロになる以上は一流になりたいわけですよ。
一流になって金を稼いで成功したい。
名球会に入ってカネやんとゴルフしたい。
いや、これは無いかｗ


多分大谷がこれから二刀流でどんなイイ成績を残しても、俺を含めた多くの野球ファンは思うでしょう。

「・・・勿体ない」


才能は素晴らしいのに、最高の素材なのに、二刀流さえやらなければ一流になれたのに、って。


断言できる。
大谷はダルビッシュや田中マー君にはなれない。
イチローにもなれない。

野手として、投手として、最高を目指さない選手を俺は評価できません。
二刀流の成績なんて何の価値も無いっす。
快挙とかアホですわ。

本当に勿体ない。