AVが一般的に見られるようになってからどれ位経つかって考えたら、多分20数年程度なんだよねコレが。

高校生の頃に、18歳になったしAVを借りたろうと友人と一緒にレンタル店に行った時、1本1500円くらい取られた記憶がある。
物凄いぼったくりなんだけど、当時はそんなもんだったのよね。
モザイクもクソでかい（腰の周り全部に入ってたからねｗ）し擬似なんか当たり前。
本当に本番（しかも生）でやるメーカーってのが売りになる時代だったのさ。（クリスタル映像ね）



そして今から十年前ほどに、ハリウッドフィルムの『ルームサービスシリーズ』やソフト・オン・デマンドの『全裸シリーズ』、セル初の専属女優森下くるみの成功などによって一気にインディーズビデオブームが起きたのね。

既存のAVに飽きていた人が多かったってのもあるけど、セルメーカーがレンタル系メーカーに比べてモザイクが小さく薄くなっていたのが人気に火をつけたのは間違いないと思うの。
レンタル（ビデ倫）のAVを見続けたユーザーにとっては、実に刺激的だったのだよ。
初期の頃の桃太郎映像やエクストリームなんか、今から見ると良くこんな薄消しの売ってたなｗって思うくらいのモザイクだったからね。


そして現在に至るまでの10年ほどの間、セルメーカーがAV業界を引っ張る形できていると思う。
ぶっかけ・キカタン・南波杏・ギリモザ・S1・中出し・・・・・etc、AV界の色々なブームはセルメーカーが担ってきたのは間違いないよね。
その間、ビデ倫系のメーカーは特に大きな変化もないまま、時にはセルメーカーの企画をパクりながら生きながられていたのよ。

変化が現れたのは2年ほど前くらいからかな。
ビデ倫メーカーの一部が脱退をし、セルとして形を変えるメーカーが続出。（まあ、変わったのはモザイクくらいだけど）
そして一年ほど前から危機感を持ったビデ倫業界が、モザイクの規制緩和を行い、セルメーカーと遜色のないモザイク、中にはセルメーカー以上の薄さを感じさせるモザイクで作品を出すようになったわけですよ。
過去の作品を『新基準モザイク』として発売までするわけです。
その結果、派手にやり過ぎたのか警察の手入れを食らい、今年ビデ倫は20数年の役割に終わりを告げ「日本映像倫理審査機構」（映像審）と名前を変えたわけですわ。
まあ、警察の天下りとか色々絡んでの流れみたいだけどね。

そしてセルメーカー。
ビデ倫への警察の家宅捜査が入ったのが大きいのだろうが、今年に入ってからモザイクは大きくなる傾向になっております。
もうね、ギリモザなんて言えませよってレベル。
まるで先祖返りのようにモザイクの濃さが強くなってきてますな。
今はレンタル系の方が薄いメーカーとかあるからね。
なんか不思議な逆転現象が起きているのですよ。
俺の印象でも最近は企画力もレンタル系の方が面白いの作り出している気がするしね。
セルメーカーの過激路線に食傷気味なのもあるけどさ。



俺の予想だけど、来年辺りからまたAV界の変革期がくるんじゃなかろうかと思ったりしているの。

円高や経済危機などの影響もあるし、セルメーカーの生き残りも厳しくなってくるんじゃないかな。
ネットのP2P対策にもやっきになってくるんだろうけど、もうそんな事で凌げる状況じゃないと思うんだよね。
結構セルメーカーは潰れるところ出てくるんじゃないかしら。

そうなってくると5･6年前から始まったような、潰れたセルメーカーからの裏流出作品が頻繁に出てくる状況がまた起きるかもしれない。
そうしたらまた泣くのはギャラも貰えず裏に流れることも止められないAV女優の人たちって事になる。
そうならないようにして欲しいけど、過去の例を考えるとその危険性は拭えない感じがビンビンしちゃいます。


少なくともレンタル系は変革期が来はじめている。
一方セルメーカーは停滞し始めている。
また新しい流れが起きてもおかしくない雰囲気が俺の中でプンプンしとります。

できる事なら、その変革がAVの視聴者やAV女優にとって良き変革であることを願うばかりでござんす。










まあ、こんな長々書いておいて、来年何も変わらなくても怒らないでねん。
あくまでもキモヲタの戯言なので。