いまいち『ファジー』の意味を理解してはいないけど使ってみた。



『炒飯』ってあるじゃない？

旨いよね炒飯。
嫌いな人はあまりいないんじゃないかしら。
多少苦手って人はいるかもしれないけど、食えないほどダメって人にはお目にかかったことがない。
実に安定した旨さ。それが炒飯な気がする。

ただね、旨いんだけどさ・・・なんと言うか絶賛するほど旨くはないよね。
つーか感動するほど旨い炒飯ってのにお目にかかった事がない。
『炒飯の美味しい店』って本も売ってないべさ。

旨いんだけど、なんか曖昧なんだよねえ。
旨さの基準ってのがさ。

「○○って店の炒飯が旨い」とか「あそこの炒飯は絶品だ」とかあまり聞かないものな。
いや、たまに言う人もいるし実際食ってみるんだけど、「あー美味しいね」程度の感想しか出てこない。
テンション上がるほどの旨さではないんだよね炒飯って。
あくまで俺の中ではだけど。

自分でも良く作るし嫌いではないんだけど、わざわざ店にまで行って食いたいほどではない。
俺だけかも知れないけど、炒飯の旨さの明確な基準ってのが自分の舌にはない気がする。
だから炒飯食った時に旨いとは思うけど、なんかぼやけた感じの「旨い」なの。
俺だけかなやっぱり？

一度テンション上がるほどの炒飯食ってはみたいんだけど、なんとなくそうなる自分が想像つかない。
炒飯から自分の中にクッキリとした旨さを感じさせてくれるイメージが湧かないんだな。
この感覚わかる人いるかしらねえ。



そんな事を考えながら作った炒飯は、やっぱり旨かったけどファジーな感じでした。