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2008/12/24
00:07:43
俺さ、小さい頃ケーキって嫌いだったんだよね。
だってまずいんだもの。
なんかモソっとしているし口当たりも悪い。
ショートケーキの半分も食えば胸焼けしちゃうのさ。
何コレ?
なんでこんな物をありがたがってんだ?
(漫画とかTVとかでケーキが出ると子供テンション上がってるじゃない。「わ~ケーキだ!」ってさ)
俺には全然ありがたくないもの。できれば避けたいもの。それがケーキだったのですよ。
中学2年の冬だったと思う。
当時、北海道で早朝に新聞配達をしていた勤労少年の僕。
その日も朝からソリを引きつつ新聞配達をしていたのですよ。
忘れもしない12月26日の話。
ある家のポストに新聞を入れると、珍しい事に玄関が開かれた。
初めて見る顔だがどうやらその家の奥様の様子。
俺は爽やかに「おはようございます!」と元気に挨拶。
当時は穢れも知らぬ澄んだ瞳の14歳。
この頃に関東に住んでいたら、確実に20代後半の性欲を持て余したOLに童貞を奪われていたであろう純真さの俺に、その奥様は声を掛けてきた。
「寒い中ご苦労様。ちょっと待っててね」
暫し待つと、その奥様が俺に箱を渡してきた。
「コレね、ちょっと形が崩れちゃっているんだけどお家で食べてね。」
白い取っ手の付いた箱。
まさしくそれはケーキの箱に他ならない。
「・・・あ、すみませんありがとうございます・・・」
少し照れくさそうに頂く俺。
つーか内心はあまり嬉しくない。
だってケーキってまずいんだもの。
昨日(12月25日)に食べたケーキもいつもながらにまずかった。
奥様に「今日中に食べてね?傷みやすいから。」との言葉を掛けてもらい帰宅する事になったのさ。
早速家に持ち帰りカーチャンに説明すると、それじゃ朝食代わりに食べようという事になった。
朝からケーキって・・・
愚痴ってもしょうがない。俺が貰ってきたケーキだし。
嫌々ながら兄弟とカーチャンでケーキを切り分け食べるとした。
ウマッ!
ケーキウマッ!!
なんかこのケーキすげぇ旨いんですけど!!!
俺様「ちょっ、なんか凄く美味しいよこのケーキ!」
母上「うんそうだねー。やっぱり生クリームのケーキは美味しいね」
俺様「え、ちょっと待て。『生クリーム』って何?昨日のと違うの?」
母上「あんたらがいつも食ってるのは『バタークリーム』。安くて日持ちがする奴さ。」
俺様「今まで食ってたケーキはまがい物だったのかっ!!」
まがい物とは大げさだが、どうやら当時は保存のことやらも含めバタークリームのケーキが主流だったらしい。
ほんで生クリームのケーキなんかバカ高くて買ってられんかったそうな。
貧乏の子沢山だったしね。
つーか俺がケーキを嫌いだったのは、単にバタークリームがダメだった事をこのとき初めて知ったのさ。
生クリームのケーキだったら漫画の子供のようにテンションが上がるのもわかる気がする。
この日を境に俺が「生クリームのじゃなきゃ嫌だ!」ごね出したのは言うまでもない。
そしてカーチャンは、俺のそんな言葉をよそにバタークリームのケーキを後数年買い続けることになる。
今ではすっかり食う機会がなくなったバタークリームだけど、たまに何でそんなに嫌いだったか思い出したくて食いたくなるのも年月が経ったって事なのかも知れんね。
だってまずいんだもの。
なんかモソっとしているし口当たりも悪い。
ショートケーキの半分も食えば胸焼けしちゃうのさ。
何コレ?
なんでこんな物をありがたがってんだ?
(漫画とかTVとかでケーキが出ると子供テンション上がってるじゃない。「わ~ケーキだ!」ってさ)
俺には全然ありがたくないもの。できれば避けたいもの。それがケーキだったのですよ。
中学2年の冬だったと思う。
当時、北海道で早朝に新聞配達をしていた勤労少年の僕。
その日も朝からソリを引きつつ新聞配達をしていたのですよ。
忘れもしない12月26日の話。
ある家のポストに新聞を入れると、珍しい事に玄関が開かれた。
初めて見る顔だがどうやらその家の奥様の様子。
俺は爽やかに「おはようございます!」と元気に挨拶。
当時は穢れも知らぬ澄んだ瞳の14歳。
この頃に関東に住んでいたら、確実に20代後半の性欲を持て余したOLに童貞を奪われていたであろう純真さの俺に、その奥様は声を掛けてきた。
「寒い中ご苦労様。ちょっと待っててね」
暫し待つと、その奥様が俺に箱を渡してきた。
「コレね、ちょっと形が崩れちゃっているんだけどお家で食べてね。」
白い取っ手の付いた箱。
まさしくそれはケーキの箱に他ならない。
「・・・あ、すみませんありがとうございます・・・」
少し照れくさそうに頂く俺。
つーか内心はあまり嬉しくない。
だってケーキってまずいんだもの。
昨日(12月25日)に食べたケーキもいつもながらにまずかった。
奥様に「今日中に食べてね?傷みやすいから。」との言葉を掛けてもらい帰宅する事になったのさ。
早速家に持ち帰りカーチャンに説明すると、それじゃ朝食代わりに食べようという事になった。
朝からケーキって・・・
愚痴ってもしょうがない。俺が貰ってきたケーキだし。
嫌々ながら兄弟とカーチャンでケーキを切り分け食べるとした。
ウマッ!
ケーキウマッ!!
なんかこのケーキすげぇ旨いんですけど!!!
俺様「ちょっ、なんか凄く美味しいよこのケーキ!」
母上「うんそうだねー。やっぱり生クリームのケーキは美味しいね」
俺様「え、ちょっと待て。『生クリーム』って何?昨日のと違うの?」
母上「あんたらがいつも食ってるのは『バタークリーム』。安くて日持ちがする奴さ。」
俺様「今まで食ってたケーキはまがい物だったのかっ!!」
まがい物とは大げさだが、どうやら当時は保存のことやらも含めバタークリームのケーキが主流だったらしい。
ほんで生クリームのケーキなんかバカ高くて買ってられんかったそうな。
貧乏の子沢山だったしね。
つーか俺がケーキを嫌いだったのは、単にバタークリームがダメだった事をこのとき初めて知ったのさ。
生クリームのケーキだったら漫画の子供のようにテンションが上がるのもわかる気がする。
この日を境に俺が「生クリームのじゃなきゃ嫌だ!」ごね出したのは言うまでもない。
そしてカーチャンは、俺のそんな言葉をよそにバタークリームのケーキを後数年買い続けることになる。
今ではすっかり食う機会がなくなったバタークリームだけど、たまに何でそんなに嫌いだったか思い出したくて食いたくなるのも年月が経ったって事なのかも知れんね。
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来ちゃった…
暇でモテない名無し│URL│2008/12/24(Wed)21:16:27│
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