さて、五輪も終ったしブログも通常モードに戻したろうかしら。
今日は久々に食い物ネタで。


自分は案外何事も「保守的」な男だと思ってたんだけど、最近その考えに疑問が芽生えてきたんだ。
なんか「俺って思うほど保守的じゃないんじゃね？」ってさ。

少し前の話しだけど、元彼女さんの妹がこっちに遊びに来た時の事覚えているかな？
その時にたまたま近くに某有名ラーメン店があり、妹さんは是非食べてみたいとの事で行ったのさ。
幸いにして店はあまり混んでは居なかったので、5分ほど待たされて席につけたのね。

そしてメニューを渡され注文したわけです。
俺はそのお店のお薦めメニュー的な定番を頼んだ。
そして次は妹さんの番だ。

「じゃあ『ゆず塩〇〇ラーメン』をお願いします」

マジか。

一応聞いてみた。

俺様「かなりのチャレンジャーっすなｗ」
妹氏「えー、だってゆず好きだし」


えー・・・。

マジでか。


某有名店で食べるのって別に良いと思うんだ。
地元に帰ったらちょっとしたネタになるだろうし、それは全然構わなかったんだ。

なのに何故変化球なメニューを頼むんだろう・・・？

ラーメン屋には『券売機の法則』なんてのもあり、お勧め・定番メニューは大抵券売機の一番左上と決まってたりする。
そのお店にはお店なりの売りなメニューってのがあるからね。
今回のように記念モノとして食べに行ったのなら、普通は定番メニュー行くよね？
しかし妹さんはゆずが好きだからと良くわからん限定メニューを頼んだ。
これって某有名店の味を堪能したといえるんだべか。
ちょっと俺には無い感性だ。
やっぱり俺は保守的な人間だから、定番メニューでいっちゃうもの。


その時、ふと思ったんだよね。

俺って保守なのか？

本当の意味で言うなら妹さんのような人が保守的なんじゃないか？


・定番モノを頼む俺
・変化球なモノを頼む妹さん

書いたら俺が保守的で妹さんが革新的に見えるだろうけど、よくよく考えてみたら逆なんじゃないかしら。
俺の場合はそのお店の定番メニューを頼むけど、それが味噌であろうが醤油であろうが塩であろうが、まずはそこの『ウリ』であるモノを堪能したいから選ぶわけですよ。
一方妹さんの方は、何処の店に行ってもゆず味があったらそれを頼む可能性が高い。
だってゆずが好きだからね。
これって相当保守的な考え方じゃね？
そこのお店のウリよりも自分の好きな味を優先しちゃうんだからさ。

自分の『好き』を優先するタイプの人より、俺のような人間の方が柔軟な気がするんだけど、どうなんだべ？
意外と見かけるんだよね。
自分の『好き』を優先する人って。
その『好き』に固執している人ってかなりの保守なんじゃなかろうか。
ある意味俺みたいなタイプよりも冒険しないしさ。

例えば友人でイカ好きな奴がいるんだけど、そいつは寿司屋に行ってもイカばかり食う。
俺が「折角寿司屋に行ったんなら色んなの食べた方が楽しくね？」と聞いても「いや、イカが好きなのに他の物を食べる意味がわからない」て返されちゃう。
そういう人間は例えその寿司屋に新鮮なマグロがあったってイカなんだよな。
イカが好きだから他のモノに興味を示さないわけ。
友人のケースは極端なのかもしれないけど、『好き』を優先する人っての基本同じタイプなんだと思う。
これって相当保守的な生き方だと思うんだよね。


結構『好き』ってのは何事でも思い込みや暗示的になってたりする部分があるじゃない？
選択肢の少なさや柔軟性のなさを見ると、全然革新的には見えないよなあ。

今回の記事を読んだ人はどっちタイプかわからんけど、結構納得してくれる論拠だと思うがどうでしょか？