アダルトビデオの撮影現場で、女優４人に集団で暴行し重軽傷を負わせたとして、
強姦致傷などの罪に問われたアダルトビデオ制作会社元社長、栗山龍被告（４３）の判決公判が１９日、東京地裁で開かれた。
三好幹夫裁判長は「女性の人格を完全に無視した卑劣極まりない犯行」として、懲役１８年（求刑懲役２０年）を言い渡した。

三好裁判長は、栗山被告がＡＶ作品の内容を決定し、
「女優が真に苦悶（くもん）する場面を撮影するように、監督を叱咤（しった）していた」と指摘し、事件の首謀者だと認めた。

その上で、「女優が泣き叫び、撮影中止を懇願しているのに、撮影を続け、陵辱の限りを尽くした」などと述べ、
「生命の危険をも生じさせない極めて危険な犯行」と断じた。

判決によると、栗山被告は平成１５年１２月～１６年９月、４人の女優をだまして撮影に参加させ、
集団で乱暴するなどして重軽傷を負わせた

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071219/trl0712191120001-n1.htm


あのAV界隈を騒がせた事件もひとつの区切りを迎えたようですな。

正直罪の重い軽いはわからんけど、世間が判断した以上は甘んじて刑を受けて欲しいなと俺は思いますわ。


日本のAVの場合、チンコマンコには卑猥だってモザイク掛けるくせに、作品内の表現に関してはほとんどノーチェックなんじゃないかな？
（一部のモラルを欠いた作品は別として）
レイプ・輪姦作品は当たり前のように作られ、メーカーの過激でAV女優に負担を強いる作品も絶え間なく世にでていますわ。

もっと売れるものを
もっと他が真似できないものを
もっとリアルに
もっと過激に

だからもっとAV女優に負担を


なんだろうね。
俺はAVが好きなわけだけども、こんな状況ちっとも望んじゃいないんだけどな。
エロイのが見たいだけでさ。

こう書くと「何にエロを感じるかは人それぞれだろ」って言われちゃうわけだけどもさ、少なくとも一人の人間の中には無数のエロと感じる部分があるんだけで、それ全てをAVで補おうとするのは無理があると思うのね。
AVにそこまで購買者が求めちゃいけないと思うの。
当然製作者も購買者が求めているだろうって作らせちゃいけないしさ。

本当は警察がモザイクばっかり気にしないで、こういった表現に対して目を光らせなきゃいかんのだよなあ。
良く聞くけど、アメリカのポルノとかは女性が嫌がるそぶりの作品はダメらしものな。
日本をそこまで厳しくしろとまでは言わないけど、せめてもっとAV女優への身体や心の負担を減らす努力をして欲しいなとおっさんは思うのですよ。

俺から見たらさ、AV女優はAVを取り巻くものの中で一番虐げられているように見えるのですよ。

所属事務所から見れば商品
メーカーから見れば作品を作る道具

もちろん大事にして扱ってくれる人たちもいるんだろうけどね。
でもバッキーのような事件が起きてるように、決して全てがそうじゃないものな。

AV女優に無理矢理させられたわけじゃなく、女性の意志でやっている事も理解はしているんだけどさ、せめてもう少し労働環境を改善する事はできんものなのかねえ。
せめて彼女達が受けるであろうリスクに見合った環境や報酬をさ。


いやさ、前にも書いたけど俺にはファンのAV女優がいるわけじゃないの。
まだ出てないんだけど専属メーカー卒業の作品のパケ写がメチャメチャ良いのよ。
もうね「ﾊ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!」ってなもんですよ可愛すぎて。
多分今まででＮｏ１のパケ写と確信できる出来なのさ。
なのに中身は『中だし・輪姦・ぶっかけ』ですってよ。



俺の求めているのはこんなんじゃねえええええ！！！


もっと俺の中から湧き上がるように「卒業おめ！」って言葉が出るような作品作りやがれ！
いや、見るよ？見るけどさ、こんなのを見たいんじゃねんだよ。

つーかメーカーから見た俺らが「お前らこんなの見たいんだろ？ん？」とか言われているみたいで感じ悪いんですけど。


なんか話し逸れちまったけどさ、俺は思うのよ。
ＡＶを作るにあたって、女性が本気で嫌がったり痛がったりするようなものって、需要のあるないに関係なく必要ですか？ってな。
そこまでさせて作ったＡＶを見て喜ぶ購買層を、映像で刺激するのは危険だと感じたりはしませんか？ってな。


バッキー以上の被害が出る前に、作る側も見る側も一度ちゃんと考えてみないといかんよな。
手遅れになる前にさ。