まあ、一部が報道しているだけなので誤報なのかどうかも分からないわけだけど、一応今回の話しの前提として貼っておく。

ビーチバレーの浅尾美和選手の妹（17）が、交通事故で死亡したと一部メディアが報じた。

浅尾選手は、５日、岡山県玉野市で開幕した 今季国内ツアー最終戦「アイムの家オープン」を棄権した。

http://news.livedoor.com/article/detail/3811263/


そして浅尾美和の身内の不幸を知らなかったのだろうとは思うが、このビーチバレー大会を棄権した事への考えを東京中日スポーツの『井上学』が記者の目として書いているのでそれも貼っておく。

○記者の目

親の死に目にも会えない。プロとはそういう覚悟を持って戦う“特殊な人”だと思っている。
もちろん、家族を大切にする気持ちは分かる。しかし、今や浅尾は“ビーチの顔”である。
片田舎のビーチにまで足を運ぶファンのためにも、プロとしての責任を果たすべきではなかったか。
彼らは欠場することも、その理由も知らないのだ。

主催者は「詳しいことは所属事務所に聞いてください」と繰り返した。
今大会の欠場を知る前、浅尾を指導するコーチに練習の再開時期を尋ねると、
「（事務所から）答えるなと言われている」と返された。
いろんな種目で多くの選手や関係者を取材してきたが、こんな対応は初めてだ。

浅尾がいなければ、ビーチバレーにこれほどの注目が集まることはなかった。
だからといって、芸能人を扱うがごとく、周囲が過保護になってしまってはならない。
“タレント選手”などと言われることのないように、真のアスリートとして成長する手助けをする必要があるのではないか。
（井上学）

http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/sports/news/CK2008090602000168.html



まず俺が第一に言いたいのは、井上学は浅尾の身内の不幸（逝去）を知らなかったのだろうが、知らなかったじゃすまない文章を今回書いているってことなんだよね。

多分井上学はビーチバレーの取材に行く予定（行った）だったんだろうさ。
だけど取材対象者として唯一の存在、浅尾美和が居なかった事に対して不快な思いをしたんだと思う。
で、『プロ意識の欠如』ってのを訴えたい気持ちでこの記事を書いたんでしょうな。
そらそうか。お目当ての浅尾美和が居なかったら取材に来た意味がないもんね。

まあ、井上学が言いたいのは『プロなら親の死に目に会えないことも覚悟しろ』って事なんだろうけどさ・・・・。






こいつ下品だよね。


人間として下品。





親の死に目に会えないって意識は、別に推奨されるもんでもないし褒められるもんでもない。
そしてはっきり言うなら他人がその意識を押し付けるもんでもない。


多分井上学は、浅尾美和の家族の不幸の知らせを聞き、不味い事を書いてしまったと後悔していると思う。
後悔しても手遅れだし、本当は後悔しちゃいけないんだけどね。
井上学の書いた内容は『家族に不幸があろうがプロなら大会に出ろ』なわけだから。
誰かが亡くなっていなかったら今回のように文章で傷付けて良いのかって話にもなるしな。
「一体浅尾美和に何があったのか・・・」そう考えもなく想像もできないのに、自分の感情優先でさもプロの道を説くように書いたのが今回の井上学の文ですわ。


だから余計井上学は下品だと感じるんだ。
自分以外の他者へ思いをめぐらさない思考に嫌悪すら覚える。


もし井上学の文章を読んだら、浅尾美和だけでなく家族までも傷つくだろうさ。

井上学に問いたい。
自分の記者としてのプライドを優先して謝罪文は載せられないですか？
それとも1人の人間として自分の非を認めて謝罪文、又は直接謝罪はやりますか？

俺は1人の人間として謝って欲しいなと思っている。
じゃないとますますマスメディアが嫌いになってしまうからさ。