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2008/05/25
20:50:48
さて、昨日の続き。
取り合えず合宿所の環境の酷さは昨日書いた通り。
どっかの刑務所か強制収容所に入れられた気分でしたよ。
自動車免許の合宿所だけに、若い頭の悪い兄ちゃんも多かったしさ。
一度、深夜に酔っ払った兄ちゃんが消火器ぶちまけて大騒ぎにもなったなあ。
次の日には強制帰還させられてたけどw
こんな生活環境の悪さに負けず劣らずだったのが教習所だった。
まず、合宿免許の教習生って言うだけで冷たい。
「なにやってんだっぺ!」となじられることはしょっちゅうで、運転をまともに教えてくれる人も少数。
地元の教習生と女性に対しては優しいんだけどね。
車は何年前のだよって突っ込みいれたくなるブルーバード。その上ディーゼルエンジン。
クラッチも遊びが多すぎてメチャクチャ繋げるのが難しいの。
ちゃんと整備しろよこの野郎。
とにかく実習の教官が最悪。
車に乗って一言も話さないで終わる奴はマシな方で、中には路上教習中にずっと寝続けてる奴もいたからね。
他にも女性だけには以上に優しくて、男の俺には「欲しい?ハンコ押して欲しい?」とか聞きつつ、「顔に押してあげようかwww」とかふざけた事を言いながら結局ハンコよこさないで終わらせる奴がいたっけ。
真剣に合宿所の仲間と襲ってボコボコニしてやろうかって話し合ったよ。
そんな状況下の中で、合宿所と教習所を毎日何回も往復する。(実技は1日2時間までなんだけど学科の教習もあるからね)
目の前には楽しそうな○士急のお客さんの声。
更に最悪なことに巻き込まれる。
当時、自動車教習の制度が変わる直前という話は昨日書いたけど、そうなると完全に教習所は教習生を制度の移行前と後に分けなきゃならんのよ。
そうなると制度移行までの間は現行の教習生で賄わなきゃならんわけ。
彼らにも生活があるからね。
つまり制度が以降して新しい教習生が来るまでの食いぶちとして、今来ている教習生をギリギリまで通わせなきゃならないってことなのですよ。
一部の教習生がターゲットにされ、奴らの食いぶちとしていつまでも卒業させてもらえない事態になった。
その中に俺もいた。
急激にハンコを押さなくなる教習所。
何もミスをしていないのに落とされる仮免検定や卒検。
文句を言っても無駄だった。
何かに言い訳をつけて「お前の運転に問題があるから落としたんだ」と逆にこっちを責めてきやがる。
完全にこっちが免許を貰う弱者だからね。
向こうの思い通りってわけですよ。
富士急での楽しそうな歓声を聞きつつ黙々と通う。
ひたすら我慢しつつ通う。
持っていた金が底をついたけど通う。
やっと卒業検定にたどり着きましたよ。
意地でも一発で受かって帰りたい俺。
いちゃもん付けられない様に必死に受けましたよ。
一切のミスなし。俺は間違いなく受かったと確信したね。
んで合否の判定の時間。
教習所に合否判定を知らせる番号の書かれたボードがあって、受かっていたのならランプが点灯するわけ。
祈ったね。どこの神だがわからんけど神に祈ったね。
結果は・・・・ランプ点いたよ。
「合格だ!!」俺はガッツポーズしたね。
タイガーウッズにも負けないほどのガッツポーズをね。
喜び勇んで教官の元へ。
検定の点数の用紙貰わなきゃならんからね。
グチグチ言っているけどもう関係ない。
だって卒業だもの。笑顔で聞いちゃうよ。
そして教官から用紙を渡されましたよ。
一声掛けられ。
「じゃあ、また頑張ってね」
はぁ?
何を言っているかわからない。
用紙を見た。
卒業には1点足りないぞオイ。
俺様「ちょっと待ってくださいよ。俺さっき合格のランプ点きましたよ?」
教官「え、そうなの?・・・・でもこの通り不合格だからさ。」
急いで事務所の人に問いただす。
ランプ点いたのに何なのコレって。
でも事務所も「ランプ点いたのはミスでしょう。頑張って」しか言わない。
持っていた教材の鞄を床に叩き付けた。
想像以上にでかい音が鳴り響き一斉に俺のほうを見る教習所の人たち。
何見てんだよ。クソどもが。
俺の怒りを察してか、何事もないようにまた仕事を始める教習所のオッサンども。
その夜風呂に入った時に、仲の良かった渋谷のチーマー(当時流行ってた)の兄ちゃん声を掛けられる。
彼も俺と同じように教習所のターゲットになって卒業させてくれなかった人なんだけどね。
「○○(俺)さん・・・頭の後ろにハゲできてますよ!」
ビックリして合わせ鏡してみる。
500円位のでっかいハゲが後頭部にできてやがりましたよ・・・。
もう精神的に限界がきていた。
実習を数日受けられない事もあり、次の日の朝に一度地元に帰ったよ。
山梨から神奈川に。めんどくさいけどこんな所に居たくなかった。
地元で羽を伸ばした後、戻ってきて卒検受けましたよ。
はい、あっさり合格。
実は物凄いミスをしたんだけど「おまけで合格にしてあげる」って言われてね。
受かるのわかってたもの。奴らが落とすはずないってね。
だって2日後くらいには新制度の教習生と入れ替わるんだもの。
もうギリギリまで旧制度の方は引っ張ったので、後は直ぐに出て行って欲しいというわけですよ。
だから卒検で受かっても「ありがとうございます」なんて気持ちにはならんかった。
何にも言わず黙って受け取ったよ。
そしてそのまま荷物まとめて駅に行き電車に乗った。
もうこんな所に用はない。後は直ぐに帰るだけさってな。
仲間数人と電車の窓を開けて叫んだね。
クソ教習所が!
もう二度と山梨なんかこねえからな!!!
それから一度も山梨には行ってないな。
少なくとも自分から積極的に行こうとは思わない。
もう完全にトラウマですよ。
こんだけ文句ばかり並べちゃったら、単に山梨批判と思われても仕方がないけど許して欲しい。
だって本当に嫌な思いしちゃったんだもの。
ホント合宿所で知り合った奴らがイイ奴らだったから、お互い励ましあい何とか卒業できたが、じゃなかったら発狂して免許諦めてたかもなあ。
取り合えずこれから合宿免許で免許をとるつもりの人は安心して欲しい。
ここまで酷いのは流石に今の時代は無いと思うから。
現在は教習所もお客さん獲得の為にサービスは向上しているそうですからな。
今でもあの教習所あんのかねえ。
取り合えず合宿所の環境の酷さは昨日書いた通り。
どっかの刑務所か強制収容所に入れられた気分でしたよ。
自動車免許の合宿所だけに、若い頭の悪い兄ちゃんも多かったしさ。
一度、深夜に酔っ払った兄ちゃんが消火器ぶちまけて大騒ぎにもなったなあ。
次の日には強制帰還させられてたけどw
こんな生活環境の悪さに負けず劣らずだったのが教習所だった。
まず、合宿免許の教習生って言うだけで冷たい。
「なにやってんだっぺ!」となじられることはしょっちゅうで、運転をまともに教えてくれる人も少数。
地元の教習生と女性に対しては優しいんだけどね。
車は何年前のだよって突っ込みいれたくなるブルーバード。その上ディーゼルエンジン。
クラッチも遊びが多すぎてメチャクチャ繋げるのが難しいの。
ちゃんと整備しろよこの野郎。
とにかく実習の教官が最悪。
車に乗って一言も話さないで終わる奴はマシな方で、中には路上教習中にずっと寝続けてる奴もいたからね。
他にも女性だけには以上に優しくて、男の俺には「欲しい?ハンコ押して欲しい?」とか聞きつつ、「顔に押してあげようかwww」とかふざけた事を言いながら結局ハンコよこさないで終わらせる奴がいたっけ。
真剣に合宿所の仲間と襲ってボコボコニしてやろうかって話し合ったよ。
そんな状況下の中で、合宿所と教習所を毎日何回も往復する。(実技は1日2時間までなんだけど学科の教習もあるからね)
目の前には楽しそうな○士急のお客さんの声。
更に最悪なことに巻き込まれる。
当時、自動車教習の制度が変わる直前という話は昨日書いたけど、そうなると完全に教習所は教習生を制度の移行前と後に分けなきゃならんのよ。
そうなると制度移行までの間は現行の教習生で賄わなきゃならんわけ。
彼らにも生活があるからね。
つまり制度が以降して新しい教習生が来るまでの食いぶちとして、今来ている教習生をギリギリまで通わせなきゃならないってことなのですよ。
一部の教習生がターゲットにされ、奴らの食いぶちとしていつまでも卒業させてもらえない事態になった。
その中に俺もいた。
急激にハンコを押さなくなる教習所。
何もミスをしていないのに落とされる仮免検定や卒検。
文句を言っても無駄だった。
何かに言い訳をつけて「お前の運転に問題があるから落としたんだ」と逆にこっちを責めてきやがる。
完全にこっちが免許を貰う弱者だからね。
向こうの思い通りってわけですよ。
富士急での楽しそうな歓声を聞きつつ黙々と通う。
ひたすら我慢しつつ通う。
持っていた金が底をついたけど通う。
やっと卒業検定にたどり着きましたよ。
意地でも一発で受かって帰りたい俺。
いちゃもん付けられない様に必死に受けましたよ。
一切のミスなし。俺は間違いなく受かったと確信したね。
んで合否の判定の時間。
教習所に合否判定を知らせる番号の書かれたボードがあって、受かっていたのならランプが点灯するわけ。
祈ったね。どこの神だがわからんけど神に祈ったね。
結果は・・・・ランプ点いたよ。
「合格だ!!」俺はガッツポーズしたね。
タイガーウッズにも負けないほどのガッツポーズをね。
喜び勇んで教官の元へ。
検定の点数の用紙貰わなきゃならんからね。
グチグチ言っているけどもう関係ない。
だって卒業だもの。笑顔で聞いちゃうよ。
そして教官から用紙を渡されましたよ。
一声掛けられ。
「じゃあ、また頑張ってね」
はぁ?
何を言っているかわからない。
用紙を見た。
卒業には1点足りないぞオイ。
俺様「ちょっと待ってくださいよ。俺さっき合格のランプ点きましたよ?」
教官「え、そうなの?・・・・でもこの通り不合格だからさ。」
急いで事務所の人に問いただす。
ランプ点いたのに何なのコレって。
でも事務所も「ランプ点いたのはミスでしょう。頑張って」しか言わない。
持っていた教材の鞄を床に叩き付けた。
想像以上にでかい音が鳴り響き一斉に俺のほうを見る教習所の人たち。
何見てんだよ。クソどもが。
俺の怒りを察してか、何事もないようにまた仕事を始める教習所のオッサンども。
その夜風呂に入った時に、仲の良かった渋谷のチーマー(当時流行ってた)の兄ちゃん声を掛けられる。
彼も俺と同じように教習所のターゲットになって卒業させてくれなかった人なんだけどね。
「○○(俺)さん・・・頭の後ろにハゲできてますよ!」
ビックリして合わせ鏡してみる。
500円位のでっかいハゲが後頭部にできてやがりましたよ・・・。
もう精神的に限界がきていた。
実習を数日受けられない事もあり、次の日の朝に一度地元に帰ったよ。
山梨から神奈川に。めんどくさいけどこんな所に居たくなかった。
地元で羽を伸ばした後、戻ってきて卒検受けましたよ。
はい、あっさり合格。
実は物凄いミスをしたんだけど「おまけで合格にしてあげる」って言われてね。
受かるのわかってたもの。奴らが落とすはずないってね。
だって2日後くらいには新制度の教習生と入れ替わるんだもの。
もうギリギリまで旧制度の方は引っ張ったので、後は直ぐに出て行って欲しいというわけですよ。
だから卒検で受かっても「ありがとうございます」なんて気持ちにはならんかった。
何にも言わず黙って受け取ったよ。
そしてそのまま荷物まとめて駅に行き電車に乗った。
もうこんな所に用はない。後は直ぐに帰るだけさってな。
仲間数人と電車の窓を開けて叫んだね。
クソ教習所が!
もう二度と山梨なんかこねえからな!!!
それから一度も山梨には行ってないな。
少なくとも自分から積極的に行こうとは思わない。
もう完全にトラウマですよ。
こんだけ文句ばかり並べちゃったら、単に山梨批判と思われても仕方がないけど許して欲しい。
だって本当に嫌な思いしちゃったんだもの。
ホント合宿所で知り合った奴らがイイ奴らだったから、お互い励ましあい何とか卒業できたが、じゃなかったら発狂して免許諦めてたかもなあ。
取り合えずこれから合宿免許で免許をとるつもりの人は安心して欲しい。
ここまで酷いのは流石に今の時代は無いと思うから。
現在は教習所もお客さん獲得の為にサービスは向上しているそうですからな。
今でもあの教習所あんのかねえ。
2008/05/25
01:26:22
もう十年以上前の話さセニョリータ。
当時、自動車免許の教習内容が大幅に変わることがニュースになっていたのね。
どうやら教習時間も長くなるし費用も高くなるみたいでさ。
俺は17で家出ちゃって、金に余裕がないし直ぐに仕事はじめたから、車の免許なんか取る暇なかったのよね。
取りにいきたいけど暇もきっかけもないって感じでさ。
でもそのニュースをみた後の俺の行動力は、今の俺では考えられないほどの異常っぷり。
直ぐに家にあった雑誌の『ぴあ』なんか見ちゃって、広告で載っていた合宿免許を取り扱う会社に即電話ですよ。
そんで次の日には、その会社へ申し込みをするため東京にまで行ってた記憶がある。
早い。正に神速。
んで詳しく合宿免許の説明を受けたわけだけだ。
流石ニュースになるだけあって合宿免許は大人気の様子でさ。
空いている所も2・3箇所しかない状態なの。
そん中で一番地元から近かった所選んだのね。
個室もあるそうだ。
3食も付きますよ。
費用も15万程度と安い。
十分だべ?
文句の付けようがないもの。
「んじゃここにします」ってんで契約しちゃいましたよ。
これを電光石火と言うのだね。
そして数日後に合宿免許に向かったのさ。
仕事は休み貰ってね。
取り合えず詳しくは書かないけど、到着しましたよ合宿場所に。
もうね物凄く富士○ハイランドの近く。
つーか富○急の隣り。
山梨出身の人なら「あーあの教習所か」ってわかるくらいの場所なの。
ジェットコースターに乗った人の「キャーーー!!」って声が耳に突き刺さるくらい近くなのですよ。
なんちゅう場所にあんのかと。
そして合宿所に入り、部屋に案内してもらう。
部屋に入る。
・・・
・・・なんか物凄い人がいるんですけど・・・。
え?なにこれ?
案内してくれたオバチャンがのたまう。
「この部屋は大部屋で今は10人くらい入ってますね。」
「布団は自分で上げてね。シーツは自分で洗うように。」
「門限・消灯はちゃんと守ってくださいね。」
だ、だまされた!
部屋を見ての第一印象。
「・・・夢のようだな」
真っ先に思い浮かんだのが映画『ソナチネ』のセリフでしたよ。
上手い事申し込んだ会社の説明に騙されたわけですな。
実際の合宿所は思い描いてたのとは大違い。
個室もあるそうだ。←個室『も』ある。すげえボロボロのボットン便所付きの。殆どが大人数のタコ部屋
3食も付きますよ。←刑務所の飯より酷いこと間違いなし。明らかに日本人じゃないおっさんが日本食作ってる。何故か妙にスパイシーな。
費用も15万程度と安い。←何事もなければね。
飯はとにかく酷かった。
丁度『米不足』で大騒ぎしていた時期でさ、100%タイ米なんですよ。
それも虫食いだらけの米だし食欲さえわかないわけ。
それにろくなオカズも付かないのよ。葉っぱ炒めたのとかだし。
一度鮎の塩焼きが出てきて「ヤター今日はご馳走だね」と歓喜したんだけど、あまりの固さにプラスティックの箸がブチ折れて食うの断念したりね。
そんな状況だからみんな近くに唯一あるコンビニで飯を買うのよ。
俺は近くの喫茶店でナポリタンばかり食ってたけど。
そんな出費ばかりしていたら、教習代よりも金掛かっちゃうわけですよ。
持っていった10万なんか直ぐに無くなっちゃったよ。
しかし辛いのはコレだけじゃなかったんだな。
本当の地獄は教習所の方だったんだな。
続くのだな。
当時、自動車免許の教習内容が大幅に変わることがニュースになっていたのね。
どうやら教習時間も長くなるし費用も高くなるみたいでさ。
俺は17で家出ちゃって、金に余裕がないし直ぐに仕事はじめたから、車の免許なんか取る暇なかったのよね。
取りにいきたいけど暇もきっかけもないって感じでさ。
でもそのニュースをみた後の俺の行動力は、今の俺では考えられないほどの異常っぷり。
直ぐに家にあった雑誌の『ぴあ』なんか見ちゃって、広告で載っていた合宿免許を取り扱う会社に即電話ですよ。
そんで次の日には、その会社へ申し込みをするため東京にまで行ってた記憶がある。
早い。正に神速。
んで詳しく合宿免許の説明を受けたわけだけだ。
流石ニュースになるだけあって合宿免許は大人気の様子でさ。
空いている所も2・3箇所しかない状態なの。
そん中で一番地元から近かった所選んだのね。
個室もあるそうだ。
3食も付きますよ。
費用も15万程度と安い。
十分だべ?
文句の付けようがないもの。
「んじゃここにします」ってんで契約しちゃいましたよ。
これを電光石火と言うのだね。
そして数日後に合宿免許に向かったのさ。
仕事は休み貰ってね。
取り合えず詳しくは書かないけど、到着しましたよ合宿場所に。
もうね物凄く富士○ハイランドの近く。
つーか富○急の隣り。
山梨出身の人なら「あーあの教習所か」ってわかるくらいの場所なの。
ジェットコースターに乗った人の「キャーーー!!」って声が耳に突き刺さるくらい近くなのですよ。
なんちゅう場所にあんのかと。
そして合宿所に入り、部屋に案内してもらう。
部屋に入る。
・・・
・・・なんか物凄い人がいるんですけど・・・。
え?なにこれ?
案内してくれたオバチャンがのたまう。
「この部屋は大部屋で今は10人くらい入ってますね。」
「布団は自分で上げてね。シーツは自分で洗うように。」
「門限・消灯はちゃんと守ってくださいね。」
だ、だまされた!
部屋を見ての第一印象。
「・・・夢のようだな」
真っ先に思い浮かんだのが映画『ソナチネ』のセリフでしたよ。
上手い事申し込んだ会社の説明に騙されたわけですな。
実際の合宿所は思い描いてたのとは大違い。
個室もあるそうだ。←個室『も』ある。すげえボロボロのボットン便所付きの。殆どが大人数のタコ部屋
3食も付きますよ。←刑務所の飯より酷いこと間違いなし。明らかに日本人じゃないおっさんが日本食作ってる。何故か妙にスパイシーな。
費用も15万程度と安い。←何事もなければね。
飯はとにかく酷かった。
丁度『米不足』で大騒ぎしていた時期でさ、100%タイ米なんですよ。
それも虫食いだらけの米だし食欲さえわかないわけ。
それにろくなオカズも付かないのよ。葉っぱ炒めたのとかだし。
一度鮎の塩焼きが出てきて「ヤター今日はご馳走だね」と歓喜したんだけど、あまりの固さにプラスティックの箸がブチ折れて食うの断念したりね。
そんな状況だからみんな近くに唯一あるコンビニで飯を買うのよ。
俺は近くの喫茶店でナポリタンばかり食ってたけど。
そんな出費ばかりしていたら、教習代よりも金掛かっちゃうわけですよ。
持っていった10万なんか直ぐに無くなっちゃったよ。
しかし辛いのはコレだけじゃなかったんだな。
本当の地獄は教習所の方だったんだな。
続くのだな。