会社の同僚の話なんだけど聞いておくれ。

２０代後半で中々の男前。
細身で身長も高く、彼女なんかも美人さんだ。

そんな彼の趣味はゲームやホビーさ。
ラジコンやフィギア（アメコミ）なんかも好きで、一度嵌るとトコトン拘り抜く性格なの。
革ジャンなんかも収集したり小物にも拘る『違いのわかる男』的な印象を持っていたのね。
ヲタというよりもマニアって言葉の方がピッタリな人なのです。

そんな彼と話した時の一幕。



男前「そう言えば○○さん、おはスタ見てます？」
俺様「んにゃ見とらんよ。朝はめざましテレビ派だ。」
男前「そうなんだあ。・・・いやさあ、最近おはスタ見てたら気になる子ができちゃってさあ」
俺様「へーそうなんだ。どんな子なん？」
男前「えっとねハロプロのさあ、なんかアニメの主役やっている子の３人組のユニットで『MilkyWay』って奴なんだよね。その中の青色が気になるの。」

なんの恥ずかしさも見せずサラッと言いやがるｗ
普通はもっと照れくさい顔するもんだろ？
何故そんなに爽やかに言うのだ？


つーか男前の話した情報だけで俺には全て理解したよ。
だって元のの（辻）ヲタだったからね。在宅ヲタだけど。
でも会社でカミングアウトは絶対しないよ！
AVヲタだって晒していないのに絶対に嫌だ。
でもパヒューム好きなのは言えるのなんか不思議。


因みに『MilkyWay』ってのはモーニング娘。７期の久住小春が声優で主演やっている『きらりん☆レボリューション』なるアニメのOP主題歌を歌っているグループなのだそうな。

参考画像



このメンバーの青だそうな。
まあ、ハロプロをある程度理解している人なら知っているが、一番無名で地味な存在だｗ


しかし男前の持つ、マニアというかヲタ属性のアンテナに青が引っかかった。


その話しを聞いてから、男前は日に日にMilkyWayへのめり込む。

・着メロをMilkyWayが歌う『アナタボシ』に
・『アナタボシ』のCDとDVDを購入
・青も声優で出ているということでアニメも見だす


ヤバイ、確実にヲタ化してきているｗ（悪い事じゃないけどね）
これで最終的に握手会とかに行きだしたら手遅れだ。
と言いつつも２ちゃんのモ板（狼）を教える俺は鬼畜だと思う。
うん、ごめんよ男前。君が嵌っていく姿が面白いんだ。


男前「○○さん、『ロリコン』ってどのくらいの年齢を対象に言うんだろうね？」
俺様「うーん・・・結婚できる年齢とかなんかねえ。だとしたら１６歳以下ってことになるのかな。」
男前「そっかあ・・・この子（青）って１５歳なんだよねえ・・・」



取り合えずわかった事は、人はちょっとしたきっかけで自分でも予想外な方向へ進んでしまうものなんだね。
特にちょっとした属性を持っている場合は。

彼が更に踏み込んでいくのか、思いとどまるのか、おっさんは見届けたいと思うんだ。

こんだけ長く生きているとなんとなーく感じる事。

嬉しかったり楽しかったりの後に、苦しかったり辛かったりが来て、人生はその繰り返しなんだなあって。

ずーっと楽しい事は続かないし、ずーっと辛い時も続かない。

なんか不思議。
だけどホントそうじゃない？

比率は人それぞれだろうけど、この上げ下げが永遠にループしている感じがする。



俺の場合は苦しい辛いが八割かなｗｗｗ


楽しかったり嬉しかったり、幸せな気持ちってなんかフワッとしていて、空気よりも軽いんじゃね？って印象。
苦しかったり辛かったり、心が沈んだ時はこう胃の奥でズウンといつまでも身体を縛り付けるイメージ。
そのせいなのかね？辛い時期の方が長く感じるのは。




友人達とのメールや語らい。
ブログや匿名掲示板などでの顔も知らない人との言葉のやりとり。

俺の人生の二割の方に入ってます。

だからたまには書いておくのを忘れないのだ。




ありがとう。
君らに出会えて俺は幸せもんです。