第651回「お寿司のワサビは好き？苦手？」
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ほうじょうのトラックバックがあまりに酷かったので、あえて前の日のトラックバックで記事を書いてみる。
ほうじょうよ、貴様は本気でワサビが好きか嫌いか知りたいのか？

新年明けましておめでとうございます。トラックバック担当本田です！
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日のテーマは「こんな面白い店員さんを見ました！」です。

全国各地にたくさんのお店があり、たくさんの店員さんが
いらっしゃいますが、たまに面白い店員さんがいて
笑いをこらえるのに必死になってしまうときがあります(笑)

本田の家の近くのコンビニの店員さん(女性・年齢20代...
第650回「こんな面白い店員さんを見ました！」

ここからは『世にも奇妙な物語』の音楽を脳内で奏でながら読んでいただきたい。
テッテッテケテッ、テケテッテッテーって奴。


数年前の事なのだが家から少し離れたTUTAYAでの出来事。
滅多に行かないTUTAYAだったのだけど、当時どうしても見たいのが近所のレンタルビデオ屋に無かったので遠出してみたのだね。

そして到着し、色々物色しているとお目当てのDVDを発見。
確か『六月の勝利の歌を忘れない』って作品。
2002年のW杯での日本代表に密着したドキュメント映画なんだけどね。
（結局後に買っちゃったけどさ）

ほいで喜び勇んでカウンターに持って行ったのだが、そこで奇妙な世界（トワイライトゾーン）に引き込まれることになる。


結構混み合ったカウンターには4人ほどの店員が。
3人は若い女子なのだが、1人だけ如何にも店長ですって感じの禿げてメガネのおっちゃんがいるのさ。
俺はそこのカウンター前で並んで順番待ってたんだけど、このハゲメガネのおっちゃんの一言によって亜空間へ連れ去られてしまったのだ。




「ありがに～ございましたぁ～」




『ありがに～』？？？？？



聴き間違えか？
普通は「ありがとうございました」だろ？
いや、きっと聴き間違いさ。



「ありがに～ございま～す」



『に』だよな？
どう聴いても『に』だ。
流石に今度は聴き間違えなかったぞ。
今、あのおっちゃんは「ありがに～」と言っている！


そこから先はもう大変。
ハゲメガネのおっちゃん、「ありがに～」を連呼ですよ。
いちいち何かあるたびに「ありがに～」言うとる。

しかし、何故この光景が俺の目に奇妙に映ってたかハッキリした。

『他の店員もお客さんも一切笑わずに何事も無かったように振舞っているからだ！！』


おかしい。おかしいよ。

カウンターにいるおっちゃんが、ちょっと優しい声色で『ありがにー』言っているんだよ？
誰かしら耐え切れず「ぷっ」って笑うべきじゃないのか？
最悪半笑いはしとくべきじゃないのか？

しかし皆さん素なの。
何事も無い様に振舞っていらっしゃる。

・・・もしかして、こっちの方言なのか？
いや・・・そんなはずはない。
他の店員は普通の「ありがとう」だ。



そんな疑問を持ちつつ並んでいると、奥からハゲメガネから声をかけられた。

「お待ちのお客様、こちらへどうぞ～」


だ、だめだ。
どうしても半笑いになってしまう。
でも我慢しておっちゃんのところへ行かねば。



俺様「・・・コレお願いします。」
店員「ハイ、ありがに～ございま～す」
俺様「（堪える）・・・」
店員「こちら何日ご利用になりますか？」
俺様「あー・・・じゃあ一泊二日で。」
店員「ハイ分かりました。ありがに～ございま～す」
俺様「（顔真っ赤）・・・」
店員「では2本で760円（コレくらいだったはず）でございます」
俺様「（黙って千円を渡す）」
店員「ハイ千円頂きます。ありがに～ございま～す」
店員「お釣り240円お返しいたします。ありがにーございま～す」

店員「では一泊二日のご利用になります。ありがにーございましたぁ～～～～」


終始下を向きDVDを受け取り逃げるように店を出る俺。
チラ見したがやっぱり誰も笑っていない。
何故だ何故なんだ・・・。

そして店を出ようとしている俺の背後から、次のお客へ向けたハゲメガネの「ありがに～ございましたぁ～」が店内に響く。
苦しい・・・助けてくれｗｗｗｗ


結局、このおっちゃんとは二度と会う事はなかった。
返却しに行った時も居なかったし、その後全然行かなかったら暫くしてTUTAYA潰れちゃったしね。


アレは一体なんだったのだろう。
未だにあの「ありがに～」の謎が解けない。


まだ何処かでおっちゃんは「ありがに～ございましたぁ～」と優しく言っているのだべか。
誰か目撃したら教えておくれ。