今日はちょっと痛い話なぞを。



いや、ちょっと待ってくれ。
痛いと言っても人として痛いとかの話じゃない。
多分人間的に痛いのは事実だが今回は怪我の痛いの方だ。

人間長く生きていると、今にして思えば「あれは危なかったなあ・・・あの程度で済んで良かった」って事も幾つかあるじゃないの。
そんな話しをしようかなと。
特に『出血』に絞った想い出を。


初めて大きな出血したのは多分幼稚園くらいだと思われる。
当時『仮面ライダー』なぞを兄弟で見てたんさ。
ほんで放送も終わり「あー面白かった」と長男がチャンネルを変えようとしたのね。
そこで俺が「予告やるから変えちゃダメ！」って文句を言ったのだな。
ウチの長男は「やらないって」。俺は「いや、必ず予告やる！」。
ちょっと言い合いみたいになったのね。今思えば物凄くくだらない理由だけどｗ

そんでジーとテレビの前で予告やるの待ってたの。

うん、やらなかったの。

俺は「・・・これはマズイ」と思い脱兎の如く立ち上がり逃げようとしたのね。
長男に殴られる恐れがあったから。

そしてテレビの前からきびす返したその時、後頭部に物凄い衝撃が。

痛い。物凄く痛い。
泣きながら思わず頭を抑える俺。

ちょっとヌルっとした感触が合ったので手をみて見ると・・・手に凄い量の血が付いている。

血を見ると不思議と冷静になっちゃったりして、取り合えずｶｰﾁｬﾝに報告しないとと判断する俺。
ウチの長男は顔真っ青。

そんで新聞を読んでいたｶｰﾁｬﾝのところに行き「おかーさん血が出た」と普通なトーンで話してみる。
ｶｰﾁｬﾝは俺の方を見ずに「また、おだって（調子に乗って）るからっしょ！」と説教。

いや、そういう状況じゃないんだけどと思い新聞の方に身を乗り出す俺。

新聞に滴り落ちる血。

俺を見るｶｰﾁｬﾝ。

俺頭から顔まで血だらけ。



ｶｰﾁｬﾝ絶叫ｗ


「あんたなしたの！（あんたどうしたの）」


長男が説明するには、どうやら逃げた俺に腕時計を投げつけたらしい。
忘れもしない青色のネズミ王国のキャラクター入りの腕時計ｗ

長男の話しを聞き、取り合えずゲンコツするｶｰﾁｬﾝ。
俺も「ヤラレル！」と思ったが流血しているので殴られなかった。
良かった出血しといて。

でもそっからのｶｰﾁｬﾝがカッコイイ。
血だらけの俺を背中に背負うと病院までダッシュ。
自分の服が汚れるのも構わずダッシュ。
今でも忘れない。あの時のｶｰﾁｬﾝは頼もしかった。
つーかおんぶしてもらった記憶ってアレが最初で最後だな。


家から200Mほど離れた病院に到着し、急ぎ先生を呼ぶｶｰﾁｬﾝ。
状況を説明し先生に傷口を見せたりしたっけかな。

まあ、そんで結局傷口を縫う事になった時のｶｰﾁｬﾝの一言が忘れなられない。



「こんな馬鹿には麻酔使わないでください」





油断してた！
ｶｰﾁｬﾝは馬鹿な息子甘やかすようなお人じゃありませんでしたよ！！




そんでノン麻酔で縫う事になったんだけどさ、もうね、痛いの。物凄く。
皮膚の薄い頭部の皮を引っ張って縫うみたいでエライ痛い。
時計ぶつけられた時の非じゃないくらい痛い。
終始涙目。でも泣き叫んだからｶｰﾁｬﾝに怒られるから我慢。
つーか先生、何ｶｰﾁｬﾝの言う通りにしてんだよ。
そこはエキサイトしてるｶｰﾁｬﾝをなだめて麻酔打つべきだろ、常識的に考えて。


まあ、そんな感じで初めての大出血のネタは終わりなのだな。



え？あんま大した事ねえなってか？


いや、本当に「あの時はやばかった」話し書こうと思ったんだけど、予想以上に初出血のネタを長く書いてしまったんで今日はこの辺で終わろうかなとｗ

そんなわけで明日に続くよｱﾊｰﾝ。