女子フィギュアのフリープログラムが終わりましたな。

悔いが残っての涙だろうけど素敵なスケーティングでした。
浅田真央選手、銀メダルおめでとうございます！
4年間少しづつ課題を克服していって、その成長を今日の何度の高いプログラムに集約したのは、フィギュアの持つアスリートとしての部分を存分に見させてもらえて日本の視聴者は幸せものだなと思いますよ。

でも浅田真央って選手は面白いね。
ある意味誰よりも頑固で誰よりも欲が強く感じたよ。
何かにすがってでも金メダルが欲しいって人が多数を占める中でも、浅田真央だけは自分が最高のスケートをすれば自ずと目の前に金メダルが来ると信じてたもの。
その意志が真っ赤な衣装に込められているようでちょっと感動しちゃいましたよ。


キム・ヨナも素晴らしかったっすな。
色々文句を付ける人も居るだろうけど、彼女は『やり遂げて』金メダルを手にしたんだもの。
キム・ヨナを取り巻く人々の思惑は抜きにして、自分のできる最高を見せて手に入れたメダルだもんね。
彼女もまた称えられるべき勝者だと思いますわ。

今回男女含めて起きた採点問題は、メダルを取った3国の人々が大きく騒ぐのはあんま好かんかな俺は。
この問題はマスコミや他国の人々が論じれば良いだけだし、騒ぎすぎる事はメダルを取った自国の選手の頑張りまで貶めてしまう危険性がある気がするんだよね。
そうなってしまわないようにある程度は自重した方が良いと思うな。
（問題提起は大事なんだけどね）



そうは言いつつも俺の目から見えた敗者は間違いなく審判団なんだけどねｗ

多少の贔屓や『色つけ』ってのは採点競技では仕方がないものだとは思うんよ。
シンクロナイズドスイミングとか典型的だけどさ。（特定の国以外は金メダル取れないみたいな）
でも今回に関しては一部の国の思惑が強く出すぎた結果が、ここまでの問題にまで発展しちゃったんじゃないかしらね。
そういった意味ではISUと審判団はこれからも糾弾されるべき存在だし、結果4年後のオリンピックで少しでも選手が公平に競える環境作りを行うのは大事な使命だと感じましたな。
あまりにこの部分を怠り続けると、本当に五輪競技から除外もまた議論されるだろうし、フィギュアスケートファンも離れていくんじゃないかしら。

そしてもう1人の敗者はジョアニー・ロシェット。
叩くつもりではないんだけど、あまりにもメダリストに相応しいレベルのスケーティングじゃなかったので、申し訳ないがそう言わせていただくよごめんよ。
（ロシェット本人はすんごい頑張って滑ってたけどね）
ホームアドバンテージがあるにしても、やっぱりキム・ヨナのようにしっかりやり遂げて、俺のようなひねくれた人間にも祝福できるようにしてほしかったですな。
そこだけが残念でした。
特にアメリカ国籍だけども素晴らしい演技で4位になったのが長洲未来だけにね。

長洲未来は4年後が本当に楽しみですな。
キム・ヨナのように表現力を武器に浅田真央の強力なライバルになっていきそうな予感を感じさせてくれました。
安藤美姫も鈴木明子も素晴らしかったっす。

なんだかんだと楽しめたフィギュアスケートでしたわ。