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2011/01/19
00:22:55
ちょっと長いがこのニュースを読んでもらいたい。


体が不自由な子を持つ両親の訴えで、成田市は医療的ケアが必要な児童・生徒が通う市立小中学校に、看護師を派遣する制度を始めた。
訴えたのは、市立西中学校一年の渡辺純君(13)の父光さん(51)と母みささん(48)。純君は、小学校ではみささんの介助を受けてきたが、
中学校では家族の付き添いがない新たな学校生活を送っている。 (武田雄介)

 純君は脳性まひのため、生まれた直後から体が不自由で会話もできない。生活のすべてに介助が必要で、普段は家族がつきっきりで世話をしている。

 「障害にかかわらず同じ地域の子どもたちと学んでほしい」という両親の願いで、小学校は普通学級に入学。
だが、学校側の介助支援はほとんどなく、四年の三学期までは水を飲む介助も得られなかった。
養護補助員の配置など改善もあったが、みささんは六年間、学校で純君に付き添った。

 純君に特に必要な介助は食事面。小学校は誤飲の恐れを理由に家族以外の食事介助を認めなかった。
だが、純君が小学校を卒業する直前の昨年三月、みささんが介助疲れでダウン。
両親は市などに「親の付き添いなしで安心して教育を受けられるようにしてほしい」と要望した。

市側は家族の負担が大き過ぎたと認め、純君が中学校に入学した後の昨年五月中旬、
給食の介助と看護師の配置方針を決定。昨年九月に「巡回看護師」の派遣制度を始めた。

 巡回看護師は、市が看護師を臨時職員として採用し、医療ケアが必要な児童・生徒が通う学校に派遣する制度。
保護者が学校を通じて市に依頼する。利用者は現在、純君だけという。

 純君は現在、学校で看護師から痰(たん)の吸引や食事などの介助を受け、家族と離れてクラスメートと一緒に授業を受けている。
みささんは「親がそばにいてはできない友だち付き合いがある。今は学校が楽しそう」と喜ぶ。

 「障害を特別扱いしないで」と願う両親が喜んだのが零点のテスト。「小学校では点数は空欄。特別扱いだった。
今は他の生徒と同様に採点してくれる。学校が仲間と認めてくれた気がした。ありがたい零点です」

 みささんは、障害がある子どもの介助を学校に拒否された家族の支援にも力を入れている。
「成田でできたことは、他のまちでもできるはずだから」と話している。(おわり)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110116/CK2011011602000044.html


ちょっと考えさせられる話だねい。

このニュースは、中には子供の親の我侭にしか見えない人も居るだろうし、障害を持った親の切実な想いなので良くぞ市政は対応してあげたと拍手を送る人も居るだろうね。
何が正解かは簡単には言えない問題かなと思ったりする。


俺の話をしようか。

俺が子供の頃は、場所が田舎ってのもあるんだろうけど障害者と共に授業を受けてた。
主に知的障害者となんだけどね。
障害の程度の軽い子はクラスに全授業混ざって受けて、重度の子は特殊学級(学校内にあった)から一部の授業だけクラスに来て受けるって形だったかな確か。
幸いにもウチのクラスでは障害者の子にイジメとかは無かった。
からかったりする人は居たけど、露骨に心身を痛めつけるようなバカは皆無だったよ。
だけどね・・・決して仲間や友達とは思っていなかったよ。
だってさ、まともに会話が出来ないんだもの。

会話が出来ない。
意思が通じない。
突然奇声を上げる。
優しくすると付きまとってくる。

正直クラスの皆は扱いに困っていた。
必要な事は手伝ってもいいけど、できる事なら関わりあいたくない・・・そんな感じだったね。
知的障害者なんかは大人でも対応に苦慮するでしょ?
話しても会話が噛み合わないし、いきなり突拍子も無い行動をする。
勿論その中には何をされるかわからない恐怖ってのもあった。
そんな彼らに小学生中学生だった子供が、どれだけ優しく出来るんだろう?
「ありがとう」の言葉さえまともに言えなかったあの子達に。

たまに何人かのクラスメイトと特殊学級に掃除に行かされた事があった。
当番制で順番が回ってきただけだけどさ。
特殊学級の子も一緒にやるんだけど、その時の知的障害者の子達は楽しそうに笑ってたよ。
うちらのクラスにいる時には見られないリラックスした笑顔だった。
多分本当の意味で俺らはクラスメイトじゃなく、特殊学級に居る子たちが仲間だってのがわかってたのかもね。
寂しい気持ちにもなったけど、ホッとしたのを覚えている。
ちゃんと笑える場所が彼らにあることで救われた気がした。
自分達が上手く付き合うことが出来なかった罪も。




今回のニュースを見て思ったのは、脳性まひの息子さんはどんな気持ちなんだろうって事だった。
親は普通学級に通わせる事で、自分の息子は普通なんだって満足感は得られるかもしれない。
果たして子供は親の思う『普通』を本当に喜び楽しんでいるのかな?
親の息子を想う優しさが苦痛になっていないかな?と心配になる。

子供に本当の笑顔で居られる場所が学校ならそれで良かったなと思える。
そうなっていないとしたら・・・それは悲しい事だね。

プロフィール

まじれす先生

Author:まじれす先生
40代に突入してしまったおっさん(薄っすら初老)のブログです。

どんな人間か箇条書きにすると
・精神的ニート
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・Perfumeに嵌ってると言わざるえない
・AVヲタじゃない・・・AVに良くお世話になってるだけなんだ
(随時項目追加)

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